チョコレート検定これだけ覚えれば合格ライン! 第二章2.カカオの品種 3.カカオの産地
今回はカカオの品種と産地です。
この単元は個人的には楽しいところです。
国名や外国語が出てくるのですが、世界史好きのサーシャにはサービス問題でした!
ちなみに2019年度の試験にはばっちり出ましたよ!
カタカナ覚えるの面倒くさいとか思わずに覚えましょう!!
第二章
2.カカオの品種
●クリオロ種
「自国のもの」という意味
ベネズエラが発祥地と言われている
抵抗力が非常に弱く栽培が困難
細長くふっくらしている
豆は白~黄紫色
苦味が少なくマイルド
フレーバービーンズとして珍重
生産量はごくわずかの幻のカカオ
●フォラステロ種
「よその土地の」という意味
※英語の「外国の」という意味のforeignと似たforasteroというスペイン語です。
フォラステロ種=foreignの種と覚えたら、クリオロはその逆で覚えればOK!
生長が早く、抵抗力が強く、栽培しやすい
丸くてやや小粒
豆は濃紫色
渋みと苦味が強くカカオ感が強い
香りは刺激的
世界のカカオ生産量の80-90%を占めている
派生種にナシオナル種(アリバ種)がある
●トリニタリオ種
トリニダード島で誕生したから「トリニタリオ種」
※トリニダードの元々の名前の由来は「三つの山」を意味する「トリニダッド」らしいです。
つまり、トリニダード島が名前の由来になっている三つめの品種で「トリニタリオ」と覚えればそんなに難しくないかも?
クリオロ種とフォラステロ種の自然交配でできた品種で両方の種の中間的な性質で、栽培しやすく良質
豆の形も味も香りもさまざま
世界のカカオ生産量の10-15%程度を占めている
チョコレートのベースになるのがベースビーンズ、風味や香りをプラスする豆をフレーバービーンズと呼びます。
ベースビーンズがフォラステロ系、フレーバービーンズがクリオロ系が多いようです。
3.カカオの産地
カカオの産地によるチョコレートの味の違い
カカオは同じ種でも産地が変わると個性も変わる
気候、地形、地質、土壌などに影響される
フランス語の地面を意味する「terre」からきている
単一の産地のカカオ豆だけを使用することをシングルビーン、シングルオリジンという
逆に色々なカカオ豆を使う時はブレンドという
●日本が輸入している四大生産国
第一位 ガーナ
生産量は世界第二位
主にフォラステロ系
第二位 エクアドル
フレーバービーンズとしてフォラステロ系のナシオナル種(アリバ種)を使用
香りがフローラル
第三位 ベネズエラ
クリオロ系
ナッティな香り
第四位 コートジボワール
生産量は世界第一位
●その他の注目の産地
マダガスカル→フルーティな香りと酸味がありフルーツと相性がいい
ベトナム→スパイスを連想させるような独特の味わい
キューバ→葉巻や樹木を思わせる香り
ドミニカ共和国→独特の発酵感と酸味、ほんのりスパイシーでラム酒に負けない
ブラジル→クリーミーな口どけ、濃厚な風味、どっしりとした野生味
以上です。
細かいですが、ここがわかっているのといないのとでは点数の取り方が変わってきます。
日本が関わってくるところでもあり、重要な用語が沢山出てくるところでもあり、この先の理解度にも影響します!
きちんと覚えていきましょう!